看護師としてスキルアップを目指すにはさまざまな方法があるが、地道にコツコツと頑張る方法として資格取得が挙げられる。資格を取得することで仕事の裁量が増える、転職の際に有利になるといったメリットがあるのだ。資格の種類もさまざまだが、中でも注目されているのがセラピーの資格だろう。
ストレス社会といわれる現代において、不安や悩みを抱えきれず心身ともに弱っている人は少なくない。その気持ちを和らげることができるセラピーの一つが、アロマセラピーなのだ。アロマセラピーといえば、アロマオイルでのマッサージによってリラックス効果が得られるが、医療業界でも代替療法として注目されている。

看護師がアロマセラピーの資格を持つことで、アロマセラピー認定臨床看護師として活躍できるようになるのだ。看護師は苦痛を訴える患者に対して、よくタッチングを行う。タッチングは心身の緊張を緩める効果があるが、ここにアロマを取り入れることで、リラックス効果による症状の緩和をより期待できる。このアロマセラピーは、末期患者に対して行う緩和ケアをはじめ、うつや不眠症などの精神疾患にも有効だ。ゆっくり話をしながら、心地よいマッサージを受けることで、患者は心も軽くなり治療に対して前向きになれる。
患者の心に寄り添える看護師が求められている中、自分の手で癒しを与えられる看護師は貴重な存在だ。アロマセラピー認定臨床看護師については、こちらのホームページでも取り上げられているが、ここではそのほかのセラピーについても触れられているので一度見ておくといいだろう。